X学園の入学式

いつもと変わらぬ朝

少し鳥の声がうるさいくらい




「優~っ!!!!!」


後ろから自転車に乗り
モースピードで坂道を下ってくる

「章汰か…」


「なんゃねん!俺で悪かったなぁ!」


秋村章汰

小学生から同じ学校
大阪出身
まぁ…世間から言えば
美男子??
そこら辺の女子よか可愛らしい
でもイケメンの…

ってそうでもないか?


「あれ??今日亮と一緒じゃないの??」


「見てへんょ??てっきり優と居るのかと思って」




「遅刻はないよね~亮に限って」

「ないない~」




「誰が遅刻だって??」


『亮!!!!』


「びっくりしたなぁ!」


「章汰が寂しがってたよ~」


「寂しくないゎ!!」


「早く行くぞ馬鹿」



このナルシストみたいな奴は
朝戸亮
コイツもまたなぜかモテる
章汰と同じで小学生から一緒




この3人で高校入れるとは
思いもしなかった