電話を切り木田は新藤と田中の顔を交互に見たあと告げた‥「一階で奴等を包囲したらしい直ぐに向かうぞ」そう言い終えると木田は邪悪に笑った。

一階に降りて行くとある部屋の前で千里と斉藤が銃を向けて立っていた。

「確かか」木田に聞くと斉藤が答えた「はいっ確かにこの中で物音がしましたそれに人の声が聞こえたような気がしました」

「気がした?」斉藤の最後の曖昧な言葉に木田は怒りの声をだした