斉藤は不安な目をしていたが木田の命令では逆らえない。千里はこくりと頷いたと同時に近藤に意味ありげな視線をむけた‥

近藤はその視線を無視して木田と新藤と共に二階に上がった。

二階も一階と同じく不気味な程静かだった。三人は銃を構えながら一つ一つの部屋を見て回った。