部屋に戻って、もう一度ピアスを眺めた。 

「…佑介…♪」

佑介とあたしは相思相愛。みんながそう言った。そういわれて嬉しかった。学校でも堂々といられる有名なカップルだった。 

「…ねむたいやぁ…」

あたしはピアスを握り締めたまま寝てしまった。  その瞬間、ピアスがあたしを光で包んだ。

「亜希、ご飯よー…亜希…?またどこかに行ったのかしら?」

母親は部屋にいない亜希はどこかに行ったと思った。 



「うゎあああああああ!」

亜希はソラから下に落ちていった。でもなんだか現実ってゆう感じがしない。地面につく直前で亜希は止まった。そして静かに足をついた。 


「…びっくり…した…」


ここはどこなんだろう。