「ずっと、ずっと好きだったよ。入学したときから何故か俺には君が誰よりも眩しかった。
気付いたら好きになってた。」


ゆっくり呼吸しながら話し始める吉田。


「この3年の間君への思いを隠してたけど、我慢できなくなった。
君に伝えたくて仕方なかった。

明里ちゃん、俺と、付き合って下さい」


こんな熱い告白してくる奴、今までいなかった。

一目惚れとか、プリクラ見て気に入ったからとかチャラい理由で好きになった奴らにしか告られたことがなかったから、少し胸の奥に温かいものが流れたような気がした。


「ありがと。そこまで好きになってくれて。けど…あたし吉田の気持ちには答えられ…っ」


答えられない。そう言い切る前にあたしは吉田に抱き締められていた。