「……」



「ん?零?」



「あたし、部活はいらないから。」



「「「えぇぇ!?」」」




こんなに部活の話で盛り上がってるのに、冷たーい一言。




「ちょ、どーして入らないの!?」



「…めんどくさい。」




……めんどくさい?

………面倒くさい?

…………メンドクサイ?

……MENDOKUSAIだぁ??



バン!

「ちょっと立てぇい!」




あたしがだした声にまわりの視線が集まる。




鈴と尚は私に驚きの顔をむけている。




しかし本人はしらーと違うところを見ている。




この行為にプチってきた。




「どーゆうこと?放課後は遊んで帰りたいってこと?」




答えは「…別に。」




またプチプチっとくる。




「部活するのがフツーにめんどいってこと?
そんなんみんなめんどいよ。でもしなきゃいけない人だっているし、やりたいことがあるからみんな真剣に悩んでんだよ。その言い方ないんじゃない。」




声のトーンをさげて言ってやった。




零はスッと視線をあたしにむけたが反省の色はみえなかった。