「ふうーん。じゃあ零はぁ?」あくびをしながら1番前を歩く零に問いかける望。
「んー、あたし川上。残念、反対方向だったね。」零は私達をみて言った。
「いーや、あたしはそっちの方向の三つ目の谷田。そこから三ついったところだよねー、川上って。」望は零と肩を組んで
いった。
「遠いんですねー零サン。」
「んなことないよ。電車だと早いし。」
「私、川上なんて聞いたことないわ。」
と思わずしゃべっていた。みんなといるとよくしゃべっている。
「あっ、私もですぅ。聞いたことありません。都会のほうですか。」
「あーここよりはだいぶ。でもさほどでもないよー。」
「谷田も都会なんだよー。」
「谷田は知ってますぅ。」
「あんまり都会じゃないよね?」
「あんまりじゃなくて大分ねっ。」
そんな話をしている間に駅についた。