「ん?鈴知ってんの?何サン?」




私の声にあわせて小声で声をだした望サン。




「お…同じ中学校だったんです、私。同じクラスにはなったことないんですけど、美人さんなので有名でした。
名前は…あッ、滝田サンです、滝田尚さん。」




私の話にへぇとつぶやき三人で彼女を見つめた。




俯いているが長い睫毛にきれいな薄い唇がみえる。高い鼻が顔になじんでいる。漆黒色の髪は長くてツヤツヤだ。




「ねぇ…話かけない?」




そうつぶやいたのは零サンだった。