半年


一緒に
生活してきたのに


冴子はミキオの


趣味も


好きな食べ物も


何も知らない



そういえば



大学で


何を
勉強しているのかさえ


知らないことに
気づいた



なんでだろう



冴子は


冷えたコーヒーを
見つめた