今日…あたしは恋に落ちる。
理由なんて分からない――…

朝…いつものように、うるさい目覚ましを止めて着替えて大学に向かって何の変哲もない日々を送るだけなのに、今日は何かを感じた。

ドタバタと全ての身支度を終え、家から駅まで5、6分。
その間にあたしの運命は変わった。

白崎七海、大学一年生。