「ありがと!」


そのはにかんだ笑顔ドキドキするからやめて---


「龍斗の瞬殺スマイルに凜ちゃんやられちゃったのね…(笑)」


「ははは…(苦笑)そうかも知んないです…」


もう、龍斗君は車のところに行ってたからこの話は聞かれなくてすんだ…


だって、この話聞かれると私が好きになった理由誤解されそうだし…


まぁ、瞬殺スマイルにやられなかったわけではないけど…


一応一目惚れな訳だし…


「なに難しい顔してんだよ!」


ベビーカーを車に積んだところで後ろから頭を小突かれた…


「ちょっと考え事(笑)」


「お前考え事多すぎ!」


確かにそうだ…


「はははっ…(苦笑)」


曖昧に流しとこ♪


って…私の話半分以上聞いてないじゃん!!


私が流したつもりだったのに流されたのは私じゃん…


どうでもいいことだけど、ちょっと悔しい…


車に乗り込んで美華ちゃんをみるとすやすや寝ていた。


やっぱり龍斗君の腕って安心感あるもんなぁ…