「あ!ありがとな…今日はあいつらやたら寝るの早かったな(苦笑)やっぱり女の人の方が安心するのかもしんないな…」


そんな切なそうな顔しないで?


大丈夫だよ…


龍斗君頑張ってるじゃん!


悔しそうに唇を噛み締めている姿を見ていてもたってもいられなくなった。


「大丈夫だよ?
秀斗君も美華ちゃんもちゃんとわかってるよ?
龍斗君もちゃんとお世話できてるよ?
中学生男子でここまでやってる人ってなかなかいないんじゃないかな??
私は龍斗君すごいなって思うよ?
龍斗君が秀斗君も美華ちゃんも大好きなことちゃんと伝わってるから…」


そこまで言うと無意識に抱き締めてしまった


こらえきれずに龍斗君の目からは涙が溢れだした。


とても静かに涙する姿を見て私も涙が溢れてしまった。


「ありがと…
俺ずっと不安だったんだよ…言葉遣い悪いし…あいつらにちゃんと伝わってるかな?って
俺なりに精一杯やってるけどまだ全然完璧になんてできねぇし…
こっちを完璧にしようと思えばお前と一緒にいる時間なんてなくなるし…
ずっと俺の不器用さに腹がたってたんだ…なんで俺は器用になんでもこなせないんだ?って…
なのにお前はなんでも完璧に器用にこなしていくだろ?焦ってしょうがないっつぅの!」