それからお風呂に入って自分の部屋に戻った。


暗闇のなか、ピカピカ光るものを見つけた。


このランプは龍斗君だ!


携帯を開くと


不在着信1件


の文字が…


電話??どうしたんだろう??


かけ直そうかな?でも、美華ちゃん寝たとことかだったら携帯なっちゃまずいでしょ?どうしよう?


10分くらい携帯とにらめっこをしていると、もう一度龍斗君から電話がかかってきた。


「もしもし?」


「もしもし俺だけど…」


ウワァ---ン


この鳴き声は美華ちゃん?


「私お風呂入ってて…かけ直そうか迷ってたら電話かかってきたんだけど…どうしたの??」


「そうなんだ…ごめんな…


秀斗がお姉ちゃんが帰っちゃった-


って泣き出して、それで美華もつられて泣き出して、今2人で大合唱してんだよ(苦笑)」


やっと甘えてくれたね…


そんな些細なことが嬉しかったりするんだよ?


「そうなんだ…うぅん…どうしよう?」


「どぉしよぉか…」