「拗ねんなよ…(笑)」


笑われたことが余計に悔しくて、


「もぉ知んない!帰る!」


って言って歩き出した。


追いかけてきてくれることを心の奥で期待しながら…


「待てよっ!送ってくから。」


「ありがと!」


さっきまで怒ってたけど走って追いかけてきてくれたから許す!


「今日は手伝いに来なくていぃから、親にいぃかどおか聞いといて?」


「わかった!じゃぁね。」


そう言ってまた、帰っていく龍斗君を見つめていた。


いつもはすぐに曲がる角で今日は振り替えって手を振ってくれた。


ビックリしたけど、嬉しくて笑顔で手を振り返した。


よしっ!


ままとぱぱに言わなくちゃ!


その前に家事しないと…


私は鼻歌を歌いながらすぐに家事を終わらした。


テンションが高いときってすぐ終わっちゃうから、掃除機もかけようかなとかとことん掃除をしたくなったり…


私って本当に単純かも…(苦笑)


冷蔵庫にあるもので料理まで作ってみたり…