「やっぱり私手伝いたい!!龍斗君とちょっとでも長く一緒にいたいし、龍斗君の負担をちょっとでも減らしてあげたい…ダメかな?」


これが私の本心だった。


やっぱりちょっとでも長く一緒にいたいし、龍斗君が抱えてる荷物をちょっとでも私がもちたい。


って思った。


後から考えたらこれが恋から愛に変わった瞬間だったのかな?


本当に守りたいって思ったんだ…


弱い部分を補いたいって…


「ありがとな…お前にちょっと甘えさせてもらうよ。正直一人じゃキツいし妹だってお姉ちゃん欲しいだろうし。素直になると俺も一緒にいたいんだよ(笑)」


最後に照れた顔がスッゴくかわいくて、思わず抱きついた。


「何すんだよ。離れろ。」


「なんで?」


「男の事情?」


「男の事情って?」


「そこは突っ込んじゃいけねぇだろ…おっきくなったらわかるよ(笑)」


おっきくなったらって龍斗君、私と同い年じゃん!!


私は悔しくてぷぃっとそっぽを向いて離れた。