えっ??


玲が泣いてる…


「どうしたの??とりあえず、私の部屋に来て。」


そう言って二人で部屋に入っても玲は泣き続けている。


珍しい…


ようやく、泣き止んだと思ったら、私を抱きしめてきた。


「玲本当にどうしたの??」


「さっき、私のところに龍斗来てさ…」


え??


「それで、"俺、凜傷つけちゃって泣いてると思うから行ってやってくんないかな??深い事情は聞かないで欲しいんだけどさ…"って言ってて…」


そんなこと言ってくれてたんだ…


「そしたら、あたしいてもたってもいられなくなって来ちゃったんだけど、凜が静かに涙流してるの見ると胸が苦しくなってさ…」


私が静かに泣いてる??


そっと手を頬にやると、温かい滴が流れていた。


「深い事情は聞かないでって言うくせに、凜のところ行ってってあいつめちゃくちゃだよ。」


「そうだね…(笑)
ねぇ、玲
私大丈夫かな?
龍斗君に距離おいてって言われたんだ…
私龍斗君が大好きで、どうしようもないんだ。
毎日が龍斗君中心に回ってて…」