なんか、私の喜ぶポイント知ってるみたいなのに…


知らないんだよね…


今日は心臓が忙しいよ…


「もうこの話は終わり!!なんか、俺がだんだん情けない男になっていく…」


「情けなくなんかないよ??龍斗君の一言で私がどれだけドキドキしてるか知らないでしょ??」


「ドキドキしてんの??俺の一言で??ば-か!」


これも照れ隠しってわかってるよ??


素直じゃないんだから…


だから、少し意地悪したくなって、


「じゃぁ、龍斗君はドキドキしてくれないんだ…ちょっと寂しいな…」


なんて、俯いてみたりして…


「ドキドキするにきまってるだろ-が!!凜のちょっとした仕草とか発言にドキドキされっぱなしなんだよ!!」


「え??嘘…いつもポーカーフェイスだから、全然ドキドキしてないと思ってた」


「んな訳ねぇよ!!」


って言って私の髪を撫でてくれた…


それが一番ドキドキする…


"んな訳ねぇよ"って言った後の笑った顔もドキドキする…


絶対龍斗君より私の方がドキドキしてる自信あるもん…