なんか、もしかしてもしかすると私たちってバカップルだったりします??
そんなつもりは一切ないんだけど、胸が勝手にキュンキュンして、心臓が破裂しそうな位バクバク言ってるの…
この感覚を味わう度に自分が恋してるって思うの…
いつまでも、龍斗君だけにキュンキュンしていたい。
「まだ、中学生のくせに」って大人は言うけど、中学生だって真面目に恋してるんだよ??
私だけじゃない…
小学生だって真面目に恋してる子はたくさんいるんだよ??
なのに「中学生のくせに」なんて言ってほしくない…
「凜??行くぞ!」
「えっ?どこに??」
「…」
なんで答えてくれないんだろう??
そう思いながらも着いていくと、運動場から少し離れた自転車置き場まで来た。
「どうしたの??」
「どうしたの?って…凜はいつも気づいてないよね…俺、男の前で照れてる凜を見たくない。」
「え?」
「男としゃべんなって言ってる訳じゃないんだけど…なんか、凜が男の前で照れてるのを見るとイライラして自分が抑えきれなくなるんだ」