教室に行く途中でいろんな人が私を見てる……


自意識過剰じゃないよ??


なんだろ??


--凜ちゃん、須藤くん振ったらしいよ…

--そぉなの??須藤くんの好きな人って凜ちゃんだったんだね。。


何それ…

なんで??

もう、こんなに広まってんの??

わけわかんないよ…

「凜!!気にすることないよ!私が守ってあげるから(笑)」

「ありがと…」


陰口はいろいろ言われてたみたいだけど、具体的ないじめがなかったのは、きっと私の知らないところで、玲がなんか言ってくれたんだと思う。


いっつも玲に助けられてるんだよね…。

私は玲になんかしてあげられてるのかな??



これからは、もっと自分の力で自分を守らなきゃ。


それと、玲にも迷惑かけないようにしないと。



とか、考えてる内にドキドキの放課後…


「南先輩待った??」


ん??男子??
って言うか、今先輩って言った??
後輩??


どんだけ私知られてるんだ??


そんなことより、


「うぅん。待ってないよ★どうしたの??」


って聞くと、その子は俯いて何もしゃべらなくなった。

おーい!!

「なんかあったの??」


すると、その子はパッと顔をあげて、


「先輩!!多分好きです。付き合ってください。」