「見事な1位!!学年一早い子を余裕で抜かして差をつけたままバトンを渡してた。みんな、開いた口が開かないってやつになってたよ(笑)」


「え??嘘…」


「嘘じゃないよ!!あっ!今ゴールしたよ!ほら!1位でしょ??」


「う…うん…」


まだ信じられない…


龍斗君パワーって本当にすごいね…


なんだってできちゃう気がするもん♪


でも、まさかあの子を抜かすなんて…


ビックリだよ…


「じゃぁ、席に戻ろっか!」


「うん。」


そうして、私たちは席に戻った。


その瞬間から、クラスメイトやファンクラブの子達に囲まれた…


悪い気はしないんだけど、私人混みってあんまり好きじゃないから…ちょっと息苦しかったり…


「ちょっとごめん…凜は、人混み好きじゃないから、少人数で声かけてもらっていぃ??」


玲ありがと-☆


助かった…


まずは、クラスメイトの女子らしい…


「南さんすごかったよ!!本当に…見てる私達も気持ちよかったよ!中学校生活最後の体育祭で、1位をとってくれてありがとう☆」