少し複雑な気持ちを抱えながら、自分のクラスを応援した。
今の順位は3位…
順番は20番。
もうすぐだ…
緊張する-…
すると、玲が来てくれた。
「凜-!!お疲れ-すごかったね☆次も気楽に走ればいぃよ!」
「ありがと-♪」
なんかちょっと元気が出た気がする…
そして、いよいよ次は私の番…
緊張MAXで周りの声なんて全く聞こえない…
バトンパスがすごくうまくいって、走り出そうとした瞬間に、聞こえた声は…
紛れもなく龍斗君の声で…
「頑張れよ!!」
って笑顔で手をふってくれてて、私の頭にはそれしかなくなって、いつの間にか次の人にバトンを渡し終えてた…
でも、なんか放心状態…
だって、バトンをもらって、龍斗君の顔を見たあと自分がどうやって走ってたかわかんないんだもん…
一人ボーッと立っていると、またまた玲が来てくれた。
「凜!!どうしたの??」
「え??わかんない…なんのこと??」