そして、二人で笑い合った後、龍斗君が背中を向けて歩き出した。


ちょっと寂しいけど、わがまま言わないって心に誓ったから…


今は、龍斗君の背中を見送れるだけで幸せ。


私の視線に気付いてるのか、曲がり角でさりげなく手を降ってくれるのを見ると、キュンってなる。


それに、安心して家に帰れるんだ♪


あっ!!


制服返すの忘れてた…


明日龍斗君困るよね??


どうしよう…


とりあえずメールして、聞いてみよ!


―――――――――
Dear:龍斗君
件名:ごめんね(>_<)
本文:制服貸してくれてありがと♪暖かかったよ☆でも、返すの忘れてたんだ…明日着るよね??どうしたらいい??

―――――――――


本当にどうしよう…


ってか、ちょっとぬれてるし…


今から乾かす??


どうやって??


あっ!!ドライヤー!!


乾くよね??


メールの返事を期待しながら、ドライヤーで乾かした。


~♪~♪


メール来たっ!!


この着信音は龍斗君から♪