部屋にはただただ


あたしの


声を押し殺して泣いている音が響いてるだけだった。


もうなにもかも


ゆがんで見えた。


なにもかも


汚く見えた。


すべてのものが


あたしたちを見て


あざ笑うようにみえた。


あたしは生まれて初めて


心から「怖い」


と、いう感情を覚えた。


それと同時に


「絶望」


立ち直れない気がした。