母さんが
俺の部屋に来て言った。


「あれ?
このお菓子どうしたの?
・・・・」


俺はまずい!と思った
けど、遅かった。


無言の俺を捕まえて
「ねえ!
流ちゃん。どうしたのよ!」

母さんは
めった、怒らない。

だけど、この時は
違った。


「あんたたち!
ちゃんと答えなさい!
あおい!」


友達のことも呼び捨てだ。

二人は震え上がった。
いつも優しい母さんの剣幕に・・