天界の城から

雲に覆われた下界に向かって

一つずつ投げようとした瞬間

ライが後ろから

ドンっと背中を押した!


「何やってるの・・?」


「うわ~!

な、な、何でもないよ!」

そうしてバクは

手に握っていた果実を

思わず落としてしまった


熟れかけたマンゴーの実は

ゆらゆらと加速をつけて

まっ逆さまに落ちていった。


その二つの魔法の実は

結びつくはずのない男女の運命を

変えてしまうことになる。

しかし、それだけじゃなかった。

この後、予想外のことが起きる。