隣からは・・・・

低く囁く両親の声。


気になってしまう。

バクも遅ればせながら

りっぱに思春期を迎えつつあるのだ。

もやもや気分がすぐれない。


勘弁してくれよお!

寝てられないよ・・・


バクはそっと大鷲を帰して

部屋を出た。


大爺ちゃんのところへ行こう

年を取ると寝ないというから

もだ起きてるだろう。。。


廊下を抜け出し

獣の絨毯を西へ西へ

進んだ突き当りに

大爺ちゃんの部屋はあった。