その日もいつも通り 空と話していた。 夜の外もそろそろ 寒い時期だった。 「寒い…」 そう言ったら空は 自分の上着をバイクから取り出して着せてくれた。 「だと思って亜奈のために用意しといたんだよ」 笑いながらそう言ってくれた 純粋に嬉しかった。