「だあれ?」


「ま、まままま舞ですッ!」


「…いや、舞って言われても……。」

きゃぁぁあ!!
なんでこの人がいるのッ!?

カナリ有名なモデルじゃん!!


「コイツ俺の事しらねんだって。てかなんで海斗は知ってて俺がわかんねんだよ…。」


…??

「舞ちゃん、俺が誰かわかる?」

「モデルの海斗…さん」

「せーかい。じゃあこっちは?」


「…しらない。」



「おいっ!普通俺のこと知らないヤツいねえし、海斗がわかるなら尚更ありえねえだろ?」


「あたしそーゆーの疎いし…けど海斗さんは妹が大ファンだから…」


いつも妹の笑[エミ]が海斗海斗ってさわいでポスターとか貼ってるから海斗って人は分かるけど…この人知らないし。



「まじで知らねえのな…」


「この人は僕の兄貴で有名なモデルなんたよ。陸斗って言うんだけど。」

へー…知らなかった;

「俺を知らねーヤツがいたんだな…」



なんかカナリ落ち込んでるんですけど…

そんなにショックだった!?



「………」


「舞ちゃん、これみてみなよ。」


雑誌だ。本棚にいっぱいあるし!