「え!?なに!?どうしたのいきなり…?」

脈絡のない言葉にひとみちゃんは戸惑いを見せている。


「あ、あの、その…膝の傷のこと……昔のやつ……」

謝ろうとはするものの本人の顔もまともに見れない上に情けないくらいの小さな声で説明し始める僕。

「僕のせいで傷が出来ちゃって……その…本当にごめん…」

僕の言葉と目線とで何のことかが分かったらしいひとみちゃんは

「あぁ、これのことね。

なにごとかと思っちゃったわよ~いきなりだったから。」