お姉ちゃん、なにか言ってなかった?なんて聞ける訳もなく、あたしのお泊まりは決定した。

「じゃあ、一晩お世話になります」

「傷が治るまでだ」と翔平。

「…………はぃ?」

あたしは、本日二度目の疑問系の返事をした。

パニック状態のあたしは春斗に助けを求めると、春斗は

「ちゃんと連絡入れたって言ったろ?だから安心しろ。」

思わず

「学校は?」

と叫んでいた。

「傷が治るまで無理だろ?それでも行くって言うなら勝手にしろ」

と、またまた翔平。