そう言ったあたしの顔をジーッと見る春斗に、

「な、何?」

と言うと、そこに突然会話に入ってきた翔平が不機嫌そうな声で

「嘘ついてたら、承知しねぇからな」と言った。

嘘をついてるあたしは翔平の方を、恐る恐る見た。翔平は、あたしの方なんて見ていなかったけど…“嘘ついてる事がバレたら!!!ヤバい”と思った。

そこにタイミングよく春斗が

「ゆーなが、そこまで言うなら信じるよ。」

「…うんっ」と返事しながら心の中で、あたしは祈ってた。

絶対に嘘がバレるわけにはいかないって。バレた時は、命がないに違いないと。