車の中から見た新居は

ヨーロッパのお城みたいでスゴく可愛くて大きな屋敷だった


「ここに本当に二人で住むの?」



「あと使用人」



「あんた…蓮ってすごいお金持ちだったんだね」



「俺じゃなくて親父がな」



「何か…私シンデレラみたいじゃない!?」



「はぁ?」



「だってさっ!!

昨日まで普通のOLだったのにこんなスゴい家に住んじゃうんだよ!?」



子供の頃誰でも一度は夢みたお姫様が住むお城

そんなお城に住めるなんて



「…夢みたい…」


窓の外に見える夢の家に目を輝かせた



「喜んでいただけて光栄ですよ姫」