「やっと黙ったなバカ女

しょうがねぇから説明してやるよ

座れ!!」



促されてソファーに座った


「俺は大道寺蓮(だいどうじれん)

25歳

大手製薬会社の御曹子」



「うっうん」



「ある日のことです

たまたま車で家に帰る途中

お前の会社の社長がボロいラブホテルに入って行くのを見ました。

俺は何となく気になって暫くそのラブホテルを眺めていました。

そしたら…なんと!!

若い女がラブホテルに入っていきました。

それも1人で…」



私に顔を向けて嫌な笑み…




「その女は俺の目の前にいる女でした。」