「だけど

辛いことも一緒に乗り越えていきたい

支えていきたい

蓮を元気にさせるのは

笑顔にさせるのは私でありたい

さっきみたいなことがまた起こるなら

私が守ってあげるから

心配しなくても大丈夫だよ」



「…変な女……お前名前は?」



名前?

本当に何もかも忘れちゃってるんだ…


「私は…日向」



「日向?

ピッタリな名前だな、

こんな汚ねぇ奴もちゃんと見捨てないで

照らしてくれる

太陽みたいだ」



いっいきなり何!?

太陽みたいだなんて

そんなセリフ笑顔で言われたら

照れちゃうよ!!!!


顔が真っ赤になるのが自分で分かる


「わっ私はそんな真っ当な人間じゃないんだよ?

人を愛したことなんて一度もなかったし

人を利用して生きてきた

最悪な人間」



「じゃあ似た者同士なんだなっ!?」



「あはっ…そうだね」