「おっ奥様!!!!

何してらっしゃるんですか!?」



「見てわかんない? 荷造り!!」


私は蓮の部屋から飛び出して

自分の部屋に戻って荷造りを始めた



「旦那様と……何か?」



「もう旦那様じゃないよ?
ちなみに私ももう奥様じゃなくて“瀬野日向”」



「えっ…えっ!?

どういうことですか…?

………まさか?」




「そう!!そのまさかだよ

今まで色々とお世話になりました

さようなら」











─バタンッ




とりあえず今持てる物をカバンに詰め込んで家を後にした