帰れないよ



「成人式はもちろん来るよね?」



「う~ん………」



私の声を聞いて



「えっ?まさか、来ないの?」



私は少し笑って



「うん。帰らない」


「はぁ~~~~」



アッキーは
深い深いため息をついた




「………南、みーくんの事で帰らないの?」



ワントーン低い声をアッキーは出した