私の上にいる
須藤さんと目が合って




「オレは代わりにならない?」




真剣な目で私を見つめる




「信じられないかも知れないけど一目惚れなんだ」




………やめてよ




「好きだ」




そのまま須藤さんの顔が近づく



みーくんに似てる人……



違う



全然 違う




「……いやぁっ!」


私のどこに
こんな力があるんだろう




おもいっきり
須藤さんを突飛ばした




跳び跳ねるようにベッドから起き上がって




ソファーにあった私のバックをつかんで部屋を出た