水の入ったコップを両手で受け取りごくごく飲み干した




コップから口を離すと




はぁ~~~~~~って
大きく息を吐く





まだ頭はぐらぐらするけど



ゆっくり部屋を見渡して見る




誰かの家ではない事はわかった




ベッドの枕もとにある
たくさんのスイッチがついたパネル




こんなの一般家庭にはない





「………ここは……?」



もう一度、須藤さんに聞く




「休める場所だよ」



じっと私を見つめて



「南ちゃんが疲れたって言っただろう?」