「南ちゃん…で良いんだよね?」




皆で飲み始めて1時間経った頃



須藤さんが隣に座った




「……はい」




胸がざわざわして



私は巨峰サワーを飲みながら



目の前のテーブルを
じっと見つめた




須藤さんと みーくんは全然違う



でも



少し似てる須藤さんを通して




私はみーくんを
正確に象っていく




みーくんの眉、目、鼻、唇、あごのライン



首、肩、腕、指………



記憶の中のみーくんを……



一つ、一つ…………


正確に思いおこして………