目の前が真っ暗だ。

シマッタ......ゴッ!。

先ほどのことが頭を過った......そうか、俺はとんだ馬鹿だったな...。
本来笑って済むコトバが虚しくひびく。

......、ちょっと待て、生きてはいるよな!?。

...しかし、目の前は真っ暗......。まさかとは思うが、......。

よくある話かはわからないが、交通事故で失明することもあるらしいよな。
まあ、別に......。

確かこういう時って、国から保護うけられるんだよな。
今の俺にはちょうどイイや。その時だった。

「おやおや、それじゃぁ、当人方に失礼ですよ。」

若い男性(おそらくは、20代後半、いや、30代ぐらいか?)の声だ。
いきなりで頭がついて行かず、コレは美声ってヤツか?と漠然と頭に浮かんだ。

「君はやり直してみたいかい?」

ああ、そうか......。

「とうとう”幻聴”のお出ましか。」

「おいおい何でそうなるんだい?一応聞くだけ聞いて下さいよ。」

「わかった。」

「......!」

「今度は精神科病棟か。」

「あのですねえ、話が終わらないと夢から出しませんよ。」