「じいさん、月夜に死刑だってなんで言ったんだよ?」



「わしゃあ、知らん!!知らへんよ」



関西弁で言い切ったな。でも、月夜が嘘言うはずないだろ?


じゃなかったら、幻の百円なんて探さないだろうしな。



「教えろよ、さもないと……」



俺の意味深な言葉にじいさんは、汗をだらだら流す。


「わしゃあ、断固言わんからな!」