「わしゃが、金村金時じゃ、文句あっか?」



じいさんは、俺を見ながら言う。



「ねぇーよ!!」



思わず突っ込むと、うぉっほほと言いながらじいさんは、笑った。



じいさんは、全身服に百円玉が付いている。どんだけ好きなんだよ!百円が!と言うぐらいに百円ばかりだ。



でも、一カ所だけ百円が埋まってなくそこだけ違う何かがある。



良く見ると、五百円玉だった。



どうやって作ってんだ?その服は……



ってかいくらなんだ?その服は……



俺は考えても分からなかった。