「え……それは…」
「ほら、どうせできないんでしょう?
口では何とでも言えるけど皆結局同じなのよ。
自分は死にたくないと思ってる!!」
岬の言っていることは確かに正しかった。
皆が死ぬことに怯えていた。
あたしは画面を見ていたらある事に気がついた。
「ねぇ、ここに“おまかせ”って書いてあるよ?」
きっと皆も同じことを思っているはず……
「“おまかせ”に…しよ?」
「「「………」」」
返事は無い。
だからあたしは“おまかせ”を押そうと手を伸ばした……
「――岬!?!?」
しかし突然聞こえた春奈の声で後ろを振り返る。
そこには一瞬岬が見えた。
「ごめん……
でもやっぱりあたし……
許せないの」
岬はそう言うとあたしを押し倒した。
――ピッ…