お姉ちゃんはお母さんに似て、笑い上戸だ。

そこらへんにやっぱり血の繋がりを感じる。

別に寂しさとか疎外感を感じるわけじゃないけれど。


「そうそう!サツキもそう思うよね!」

お母さんが入って来た。

「二人してやめてよ。拓也とかホントないから。」

「なんで?」

「なんで?なんでも!はい、この話は終わり。」

「照れちゃってー。」

照れてないから。