五番窓口は外国の人っぽい男の人が立っていた。

わたしは一応、英語が得意だ。

数学は苦手だったけど英語だけは何故か得意。

「お待たせいたしました。どういったご用件でしょうか。」

でも、相手がただ単にハーフって可能性もあるから日本語で話し掛ける。


でもその男の人はただわたしを見ているだけだ。

日本語が通じないのだろうか。

わたしがもう一度話しかけようとしたら。

「え、あ、ちょっと!」

男の人は回れ右して役所を出て行った。