「ああ、もう!うっさい!」

テレビ効果か、お姉ちゃんが悲鳴をあげて起きた。


「おはよう。」

「ちょっとー、消して、テレビ消して!頭にガンガンくる。」

「はいはい。あんなに飲むからだよ。」

わたしは数十秒前につけたテレビを消した。


「早く隆弘君に迎えにきてもらいなよ。お姉ちゃん、大食いだから、いると食費がかさむじゃん。」

「うわっ生意気。」

お姉ちゃんはブツブツ言いながら冷蔵庫からミネラルウォーターを出した。