結局、昼はオムライス、夜はすきやきになった。

お姉ちゃんと、わたしより一足先に二十歳になった拓也は、お酒を飲んでどんちゃんさわぎだった。


「ねえー、二人とも起きてよ。こんなとこで寝てたら風邪ひくよ。」

今はソファーでよだれを垂らして寝ている。

「本当よ。拓也君はお家に連絡しなくていいの?」

お母さんもちょっとは飲んだが、酔わない程度に気をつけていた。

さすがだ。