「お昼ご飯食べてくでしょ?夕飯も食べて行きなさいよ。」

お母さんが言った。

「え!いいんすか?」

ああ、図々しい男だ。

「良くないよ。今日は久し振りにお姉ちゃんがいるから、いっぱいおしゃべりしたいのに。」

なんとなく、お姉ちゃんになら昨日のことを話せる気がした。

「あー、大丈夫大丈夫。三日は帰らないと思うよ、わたし。」

「……。」

良く分かってるな。