「いやいや、そこウケる意味わかんないんだけど…。」

とうの拓也は黙ったまんまだ。

「ねえ、そんなサボってクビになんない?」

「ああ、大丈夫だよ。今日は午後から休みにしたし。」

「まだ午前中だけど。」

「だから、今は営業中。あと一時間したらプライベート。」

「東京バナナ食べながら、何が営業中だよ。」

わたしもとりあえず東京バナナに手をのばす。