お姉ちゃんの言葉に、自分がまだパジャマ姿であることに初めて気が付いた。

わたしはパジャマ姿で拓也を出迎えようとしていたのか。

やっぱり拓也のことは友達としか見ていないんだと気付く。


「本当だ。着替えてくるね。拓也も来るし。」

「へえ、拓也君来るんだ。」

「今日はにぎやかになるわね。」

お母さんがニコニコと言った。